梅雨の植物園の花たち

平日の植物園がすきだ。
代休が突然出来て、植物園の花でも撮りに行こうと思って行ってきた。
朝からだから当然人もときおり見かけるだけだ。
開園とともに入ったそこに幼児さんが一人シーソーに乗って嬉しそうにしているのとお母さんがベンチで本を読んでいるのが目に入った。
じつに平和で穏やかな時間なのである。

蓮池に大砲のような白いレンズを持って見ている人がいたので話しかけてみることにした。
「400mm」ですか?。
「そうです、鳥を撮ってるものですから」。
「カワセミですか?」。
「そそ、鴨川からここの池へ遊びにくるんですわ」。
「今飛んでるんですか?」。
「そうそう、ほれあそこに飛んでまっしゃろ!」。
「え!?、どこですか」。
「なかなか小さい鳥でっさかい見えまへんやろ^^」。
じっさい目には止まらなかったのだがその人はカメラのモニターでたった今撮ったばかりのカワセミを見せてくれた。
「なかなか素人には見えまへんやろ^^」、と言うのをおさえた、したり顔のおじさんがそこにいた。

奥の睡蓮の池には花を撮る中高年の人たちがけっこういらした。
みなさん仕事をリタイヤしてこうやって平日の朝から写真を撮りにいらっしゃってるのだ。
いい趣味だとふと思う。
なーーんもしないでテレビなんぞを見て日柄過ごすよりもはるかに素晴らしい時間の過ごし方じゃないのか。
カワセミを追っかける人、花と対峙する人。
「いいなぁー」と思う。

紫陽花を撮っている時、昔小学校の集合写真とか今でも結婚式の集合写真を撮る、箱型のあのマントを被ってファインダーを覗くカメラを構えてる人がいた。
年恰好は私と同じくらいか。
「カレンダーかポスター撮ってはるんですか?」。
「いいえいいえ、趣味で撮ってるんですぅ^^」。
「プロかと思いましたわ^^」。
「このフィルムカメラやっと私でも買える値段になりました^^」。
新品ならそうとう高かったであろうそのカメラを大事そうに触りながら嬉しそうにそう言った。
銀塩(フィルム)カメラにあくまでこだわってる人がいたのがなんだか嬉しかった。
紫陽花が咲いている所から離れるときまだその銀塩さんは黒い(裏地が赤)マントを被って嬉しそうに(顔は見えなかったけど;^^)、白い紫陽花に向かっていた。

女性男性の混じった10人くらいのけっこうなレンズとけっこうなカメラを背負った中高年の人たちも花と会話するように思い思いにシャッターを下ろしておられた。

平日の植物園の白昼は淡々と、じつにたんたんとしかしスルドク時間が過ぎてゆくのだった。
 
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[ 2008/06/23 14:36 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

睡蓮

睡蓮

[ 2008/06/23 14:34 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

睡蓮

睡蓮

[ 2008/06/23 14:33 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

蓮の葉に止まるトンボ

蓮の葉に止まるトンボ

[ 2008/06/23 14:33 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

アゲハチョウ

アゲハチョウ

[ 2008/06/23 14:32 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

ダンドク

ダンドク

[ 2008/06/23 14:31 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ウツボグサの蜜を吸うミツバチ

ウツボグサに止まるミツバチ

[ 2008/06/23 14:31 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

ウモウケイトウ

ウモウケイトウ

[ 2008/06/23 14:28 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

紫陽花

紫陽花

[ 2008/06/23 14:28 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

紫陽花

紫陽花

[ 2008/06/23 14:27 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

紫陽花

紫陽花

[ 2008/06/23 14:27 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

薔薇

薔薇

[ 2008/06/23 14:26 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)

早くも向日葵

早くもひまわり

[ 2008/06/23 14:23 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)

善峰寺の紫陽花

 梅雨の晴れ間を縫って落西、善峰寺に紫陽花を撮りに行ってきた。

梅雨っていう季節はじめじめとして、ことに京都は蒸し暑くおせじにもいい時期とは言えない。
でもこの時期の雨は早苗にとって大事な恵みをもたらす。
瑞穂の国と言われたころから延々と植物を生き生きとさせて来た。
そしてこの時期に生き生きする動物もいる。
たんぼのアマガエルやカタツムリたちである。
どちらも雨に光って生命を輝かせているようである。
とくにカタツムリなんぞは、雨以外の日はどこにいるやらあんまり見かけない。
きっと葉っぱの裏や、石垣の間に身を潜めてじっと雨の来るのを待っているのだろう。

雨の中にツノをいっぱいに伸ばしていきいきと歩いているカタツムリや、恵みの雨に光る稲穂や、白や薄紫に咲き誇る紫陽花は瑞穂の国にふさわしい生き物、風物詩なのである。

梅雨の晴れ間に善峰寺の境内いっぱいに賑やかにそして静かに咲いている紫陽花の花たちにBGMのごとく小鳥の鳴き声が吹き渡っていった。
[ 2008/06/12 14:34 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)



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神護寺の青葉たち

ながーい石段を息を切らして登ってゆくとどうにか山門が見えてくる。
荒い息のまま仰ぎ見ると青葉に抱かれた山門が「よう来たなあ、まあ一服しなはれ」という風情で出迎えるように建っている。
汗がマイナスイオンに融けるように引いてゆく。
空気はどこまでも蒼い。

紅葉のころはごったがえす境内も入梅前の晴れた朝だが人影もほとんどない。
ときおり野鳥のさえずりがあちこちからお寺の伽藍と木々の枝々に反響するように聞こえてくる、修学旅行の生徒たちの明るい声に混じって。
何組かの熟年のカップルと一人旅の若者が青葉の中を体を伸ばしながら歩くのが見える。
青葉の薄緑が伽藍に映える。
そしてその薄緑は幾百年この地に黙って建って来た伽藍に吸い込まれるように呼吸しているように見える。
数百年続いてきたこの時期のなんでもない日のひとこまなんだろう。

青葉の薄緑色は伽藍に反射して地面に照り返しそして青い高い空へと消えていった。
 
[ 2008/06/01 13:01 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)



[ 2008/06/01 13:00 ] 未分類 | TB(0) | CM(2)



[ 2008/06/01 12:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)



[ 2008/06/01 12:59 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)



[ 2008/06/01 12:58 ] 未分類 | TB(0) | CM(0)